第17回全国若者・ひきこもり協同実践交流会in東京三多摩
全体会
大会基調報告
JYCフォーラム理事より
全体シンポジウム
若者の語りから見える社会、そして地域
JYCフォーラムが追求してきた協同実践とは、若者のことを支援を受ける「客体」ではなく、社会をつくっていく「主体」として捉え、若者を含むさまざまな立場の人が共に生きていける場や関係、制度や仕組みをつくっていく営みです。なぜ協同実践に取り組むのかといえば、すでにあらゆる人の生が社会のシステムの中に組み込まれてしまっていて、社会のなかで生きることと主体として生きることが一致しづらいからであり、共に生きるということにリアリティを持ちづらいからこそ、そんな社会のなかに生きていきやすい場をつくりだしていきたいと考えるからです。しかし、そのような思いをもって協同実践に取り組む人が各地でがんばっていても、大きな社会システムはなかなか変わるものではありません。そのため、協同実践に取り組む人の思いと若者のリアリティとの間にはギャップがあるというのも事実でしょう。
全体シンポジウムでは、若者と協同実践に取り組んでいる中堅・ベテラン世代とが、それぞれどのようなことを考えて日々をすごしており、今私たちが生きている社会にどのような課題があり、社会にどうあってほしいのか、どのようなやり方が考えうるのか語り合っていきます。協同実践を通じて「語り合えるつながりと地域をつくる」ことが、生きる・働くっていうことに結びつくような生き方・在り方を模索する営みに、世代を超えて共に取り組んでいきたいと思います。
登壇者紹介
登壇者
横田 砂恵子(労働者協同組合/ワーカーズコープ)
高橋 薫 (NPO法人文化学習協同ネットワーク)
国武 奈央子(NPO法人文化学習協同ネットワーク 風のすみか研修生OG)
角 亮典 (NPO法人パノラマ、早稲田大学大学院)
大久保 芽衣(国立公民館コーヒーハウス、東京学芸大学)
司会
阿比留久美(早稲田大学)